真田丸のあらすじネタバレ感想～第９話「駆引」その①～ [脚本ネタバレ]
真田丸のあらすじネタバレ感想 ～第９話「駆引」その①～
第８話で、昌幸の謀は全て成功しました。
しかし信繁のショック度は強烈だと思います。
←真田丸のあらすじネタバレの感想、第８話「調略」その⑥はこちら・・・
天正壬午の乱が８話から始まりました。
昌幸が機を見て主家を鞍替えする真田家の
サバイバルの始まりです。
【乱の始まりを整理】８話の振り返り。
織田家家臣が次々と去って、
旧武田領の上野、信濃、甲斐を治める大名が不在になり、
その領地を奪い取る争いです。
現代の地理で言えば、
上野＝群馬県、信濃＝長野県、甲斐＝山梨県の領地を
越後（＝新潟県）の上杉、
相模（神奈川）の北条、
遠江（静岡県）の徳川が
合戦と策略で狙う構図です。
この時点での勢力は
やはり北条がトップではないでしょうか。
そこに、
信濃の小県郡の一部の領主で武田家に仕えていた
真田昌幸が、合戦なくして３大名を信濃から離します。
上杉に従属しますがすぐ離れ北条に仕えます。
この企ての目的は信濃を守ることです。
その地を守り、
これからは信濃は自らの力で治めることを発するのです。
さてさて、そんな真田を３大名が許すでしょうか？
大きな力VS小さな力
当然ですが武力では小さな力の国衆はつぶされて
しまいます。
そこで昌幸は知を持ってこの難局を乗り切るのです。
この策がこのドラマの醍醐味であり三谷ワールドの
楽しみです。
さて、家康が甲斐に向けて侵攻を開始するのは
「本能寺の変」から1ケ月後の７月２日です。
家康は慎重です。
真田丸ではビクビクしオドオドするなどコミカルな家康ですが、
史実では慎重に動いていますね。
その慎重さが解るのは、・・・
清須会議です。
三谷さんが初めて時代劇を映画化した作品です。
真田丸ではまだこのシーンは描かれていませんが、
この会議には重要な意味があるのです。
それは、清須会議は、
織田家の新体制づくりのための重臣会議です。
そして、
この席には、織田家重臣の上野を統治していた
滝川一益の姿はありませんでした。
この会議で頭角を現すのは羽柴秀吉です。
家康はその会議の後、
わざわざ羽柴秀吉に了解をとり、織田政権の謀反人・
北条氏を討つという大義名分のもとで甲斐に兵を送ります。
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【駆引】その①
甲府に入っていた徳川の軍勢は、
北条の大軍にあっという間に包囲され、新府城までに引いて
巻き返しの手段を模索しています。
正信が進言したのは、
旧武田家家臣で実力のある者、真田昌幸を味方に
することだ。と言います。
家康にとって昌幸は、
北条を甲府へと南下させ、徳川との戦に仕向けた
いまいましい男だが、それだけにその案は斬新に
感じられたのです。
真田をめぐっては、
家臣の反乱に備え春日山城に戻った上杉景勝が、
信頼を裏切られたと激怒していました。
また、兼続は信伊の挙動に疑いを持ち始めていました。
「春日の一件で、いちばん得をしたのは、
真田でございます。ほどなく、尻尾を捕まえてみせまする」
ただ、信伊はいち早く危機を察知し、
春日山から姿をくらましていました。
昌幸は撤退する北条軍のしんがりを務めたのち、
真田の郷に居残っています。
北条からは、
徳川攻めに参陣するようにとの指令が来ていますが、
上杉への抑えを口実に時間を稼いでいます。
その間に、
小県の国衆を一つにまとめ、大名なしの国を打ち立てるという
大きな目標に近づきたいのです。
そこで昌幸は、
気心の知れた昌相を真田屋敷に呼んで協力を求めるのです。
「これよりは、国衆の寄り合いで信濃を治めるのだ。
まずは小県。
そしてゆくゆくは信濃・上野の国衆を一つにする」
昌幸にとって、頭の痛いのが室賀正武だ。
真田に次いで小県で力を持ち、寄り合いから外すわけには
いかない。
分かっているが、苦手意識が抜けないのだ。
この話し合いの場には、信幸と信繁も同席しています。
信幸は身を乗り出して昌幸の考えに賛同したが、
信繁は常になく寡黙でした。
春日信達の調略で昌幸へのわだかまりが残っています。
「お前は、策とは何かを、まだ知らぬようだ」
昌幸に指摘され、信繁は反抗的にその場を去るのです。
居室に籠り、打ちひしがれていると、
昌相が帰りがけに顔をのぞかせ、信濃の治政に触れます。
「わしはお前の父親が治めるのが、一番だと思っている」
信繁が意外に思っていると、
昌相は乱世で生き残るための調略について言い諭します。
「春日も必死だが、われらも必死。余裕などない。
騙されたほうが負けだ。お前は優しすぎる。
もっと強くなれ」
翌日、昌幸は信繁を残し、
信幸と内記を連れて正武との話の場に向かうのです。
⇒真田丸のあらすじネタバレの感想、第９話「駆引」その②はこちら・・・
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第８話で、昌幸の謀は全て成功しました。
しかし信繁のショック度は強烈だと思います。
←真田丸のあらすじネタバレの感想、第８話「調略」その⑥はこちら・・・
天正壬午の乱が８話から始まりました。
昌幸が機を見て主家を鞍替えする真田家の
サバイバルの始まりです。
【乱の始まりを整理】８話の振り返り。
織田家家臣が次々と去って、
旧武田領の上野、信濃、甲斐を治める大名が不在になり、
その領地を奪い取る争いです。
現代の地理で言えば、
上野＝群馬県、信濃＝長野県、甲斐＝山梨県の領地を
越後（＝新潟県）の上杉、
相模（神奈川）の北条、
遠江（静岡県）の徳川が
合戦と策略で狙う構図です。
この時点での勢力は
やはり北条がトップではないでしょうか。
そこに、
信濃の小県郡の一部の領主で武田家に仕えていた
真田昌幸が、合戦なくして３大名を信濃から離します。
上杉に従属しますがすぐ離れ北条に仕えます。
この企ての目的は信濃を守ることです。
その地を守り、
これからは信濃は自らの力で治めることを発するのです。
さてさて、そんな真田を３大名が許すでしょうか？
大きな力VS小さな力
当然ですが武力では小さな力の国衆はつぶされて
しまいます。
そこで昌幸は知を持ってこの難局を乗り切るのです。
この策がこのドラマの醍醐味であり三谷ワールドの
楽しみです。
さて、家康が甲斐に向けて侵攻を開始するのは
「本能寺の変」から1ケ月後の７月２日です。
家康は慎重です。
真田丸ではビクビクしオドオドするなどコミカルな家康ですが、
史実では慎重に動いていますね。
その慎重さが解るのは、・・・
清須会議です。
三谷さんが初めて時代劇を映画化した作品です。
真田丸ではまだこのシーンは描かれていませんが、
この会議には重要な意味があるのです。
それは、清須会議は、
織田家の新体制づくりのための重臣会議です。
そして、
この席には、織田家重臣の上野を統治していた
滝川一益の姿はありませんでした。
この会議で頭角を現すのは羽柴秀吉です。
家康はその会議の後、
わざわざ羽柴秀吉に了解をとり、織田政権の謀反人・
北条氏を討つという大義名分のもとで甲斐に兵を送ります。
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【駆引】その①
甲府に入っていた徳川の軍勢は、
北条の大軍にあっという間に包囲され、新府城までに引いて
巻き返しの手段を模索しています。
正信が進言したのは、
旧武田家家臣で実力のある者、真田昌幸を味方に
することだ。と言います。
家康にとって昌幸は、
北条を甲府へと南下させ、徳川との戦に仕向けた
いまいましい男だが、それだけにその案は斬新に
感じられたのです。
真田をめぐっては、
家臣の反乱に備え春日山城に戻った上杉景勝が、
信頼を裏切られたと激怒していました。
また、兼続は信伊の挙動に疑いを持ち始めていました。
「春日の一件で、いちばん得をしたのは、
真田でございます。ほどなく、尻尾を捕まえてみせまする」
ただ、信伊はいち早く危機を察知し、
春日山から姿をくらましていました。
昌幸は撤退する北条軍のしんがりを務めたのち、
真田の郷に居残っています。
北条からは、
徳川攻めに参陣するようにとの指令が来ていますが、
上杉への抑えを口実に時間を稼いでいます。
その間に、
小県の国衆を一つにまとめ、大名なしの国を打ち立てるという
大きな目標に近づきたいのです。
そこで昌幸は、
気心の知れた昌相を真田屋敷に呼んで協力を求めるのです。
「これよりは、国衆の寄り合いで信濃を治めるのだ。
まずは小県。
そしてゆくゆくは信濃・上野の国衆を一つにする」
昌幸にとって、頭の痛いのが室賀正武だ。
真田に次いで小県で力を持ち、寄り合いから外すわけには
いかない。
分かっているが、苦手意識が抜けないのだ。
この話し合いの場には、信幸と信繁も同席しています。
信幸は身を乗り出して昌幸の考えに賛同したが、
信繁は常になく寡黙でした。
春日信達の調略で昌幸へのわだかまりが残っています。
「お前は、策とは何かを、まだ知らぬようだ」
昌幸に指摘され、信繁は反抗的にその場を去るのです。
居室に籠り、打ちひしがれていると、
昌相が帰りがけに顔をのぞかせ、信濃の治政に触れます。
「わしはお前の父親が治めるのが、一番だと思っている」
信繁が意外に思っていると、
昌相は乱世で生き残るための調略について言い諭します。
「春日も必死だが、われらも必死。余裕などない。
騙されたほうが負けだ。お前は優しすぎる。
もっと強くなれ」
翌日、昌幸は信繁を残し、
信幸と内記を連れて正武との話の場に向かうのです。
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タグ：徳川家康
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