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真田丸の11話「祝言」視聴後の感想 [脚本ネタバレ]

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第11話「祝言」視聴後の感想
前週の第10話「妙手」の視聴率は16.2%と0.4%
ダウンしました。
11話「祝言」の視聴率が気になりますが、とても良い
数字が出ると思います。

内容的には最高の作品でしょう。17%台、いやそれ以上に
なるでしょう。
視聴後の感想は、「切ない」です。泣きました。切なく
泣きました。

信繁はどこにいくのでしょうか?この兄弟はどこに・・
戦国武将の寂しさも感じました。

そして、出浦昌相の働き、素ッパとして昌幸の陰になって
働く姿はかっこいいです。

その昌相を演じる、寺島さんと昌幸を演じる草刈さんが、

番宣番組に出演していましたね。3月19日(土)の
土曜スタジオパーク・IN群馬です。

真田家ゆかりの沼田市で、
利根沼田文化会館からの公開生放送でした。

⇒11話「祝言」の ネタバレ(あらすじ)はこちらから・・・

11話の感想はネタバレのその⑤を読んだ後にお勧め
します。

【真田丸の公開放送】
ゲストにキャスト真田昌幸役の草刈正雄さん、
キャスト出浦昌相役の寺島進さんが、
真田丸の今までの展開を回想し、役つくりやセリフの
覚え方などの話で会場の皆様と一緒に盛り上がって
いました。

沼田の人々の暖かさと真田丸を愛する気持ちが伝わ
ってきました。

草刈さん、寺島さんも本(台本)が良いと役者はその役
にのめりこんでその気になってしまうそうです。

役者魂と言うか脚本家のプロ根性なのか、本物は違い
ますね。

本が良いとはもちろん脚本のことです。

三谷幸喜さんの役者さんに対する心使いの話も、寺島
さんはしていました。

三谷さんはキャスティングを決めた後に、その役者さん
にメールを送るそうです。

その役に対する思いが書いてあるそうです。

それと、役者さんはどこでセリフを覚えるのでしょうか?
そんな質問に、草刈さんは家でなく、近くの喫茶店と言っ
ておりました。

周りに人がいるほうがセリフを覚えるには良いそうです。

本を書く人が役者にメールしてその気にさせる。
それは、三谷幸喜マジックの一つなのでしょう。

11話の秘話もありましたが、
詳しい話ができないので苦笑してごまかしていました。

草刈さん的にはこの回は役者としてもっとも印象に残り、
泣ける話だと言っておりました。

視聴後の感想もその通りです。本当に泣けました。


さて、その11話の視聴の感想ですが、まず気になるアバン
の挿入カットは、信繁と梅の祝言、そして、室賀の刃傷
シーンでした。

この11話を意味する、喜びと悲しみです。

前作のラストで、正武は浜松城にはいります。
そして、11話のイントロはその浜松城で家康が正武が
話をしているシーンから始まります。

ついに、家康は狸じじいになって策を講じているのです。

室賀は、幼少の頃から昌幸と遊び、ふざけて野山を駆け回
ってたのでしょう。

そして、青年になり家長となり、武将、大将として戦なければ
なりません。

正武の最後を演じる西村さんの目は寂しさと口惜しさが現れ
ていました。
その演技にのめり込みました。

昌幸を見る正武の目、その目の奥を察する昌幸の目。
そして碁盤に正武の小刀な・・

暗殺はあきらめたのか???と思いきや、足にも小剣が
やはり正武は暗殺を実行しようとしていたのです。
・・この時代の苦悩が表現されていますね。


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【婚姻と祝言】
身分の低い「梅」は正室になれず側室で、「祝言」も行われ
ません。

しかし、この真田丸の脚本は違いました。

母の薫は京の公家出身ですので祝言を認めません。
祝言をやるんですか?私は出ませんよ。と駄々をこねます。

しかし昌幸は、
この祝言も真田家の存亡の戦術にしてしまうのです。

優しい信繁と聡明な梅の幸せな祝言、楽しい祝言ですが、
その裏では、信繁や梅が思いもかけない思惑が動いて
いるのです。

【落ち着かないきり】
きりは落ち着かず、源次郎に要らない世話を焼こうとします。

このシーンは、
幸せ感を嫉妬するきりの演技に注目しました。

確かにきりも嬉しいはずですが、
そこは女の複雑な想いが錯綜してしまうのですね。
三角関係の表現です。

【きりの衝撃】
そして、きりの目の前で起きた刃傷です。

信繁は、「・・・読めました。それで祝言を」

きりは泣きながら信繁を責めるのですが、
このシーンには疑問が残ります。

確かに演出なのですが、この時代にこのセリフはないだろう。
そんな感想を持つ視聴者も多いはずです。

でも今回のきりは少し違います。
喜びの中に、辛さと悲しさの表現が、そして驚きと怒りを
11話のシーンで演じています。

源次郎は父が行ったことに疑問を感じながらも、
昌幸の策が見抜けなかった未熟さを悔います。

そしてそんな感じ方をする自分が好きになれません。

信幸は
「悩め源次郎。そうやって前に進んでいくしかないのだ」と
優しく信繁の肩を抱くのです。

やがて、この兄弟は戦うことになります。
それも大名たちの争いの末です。

【総感想】
昌幸も複雑な気持ちだったのでしょう。

視聴者としては、「黙れ!小童」
キャスト室賀を演じる西村さんの声を聞くことができなくなる
のは寂しいです。

とてもシャイな西村さんですが、演技は抜群でした。

幼馴染で子供の頃は小県でともに遊んだ仲間を、その男を
殺さねばならない。それが戦国の世だったのです。

大きな財力と戦力、そして知力が優れている武将が勝ち残り、
生き残るのが戦国の時代です。

その歴史の史実を、
三谷さんの脚本とその魔力にのめり込んでいく役者さんの
迫力のある演技で観る視聴者の心を掴むのでしょう。

戦国時代の武将たちの寂しさを垣間見る11話でした。

弱小の武士たちが、大名の策にはめられその現実を知った
もの同士が殺し殺されなければならない。

そんな戦国時代の武将たちの生き方から学ぶべきことも
沢山あるのではないでしょうか。
そんな感想を持った11話でした。

そして、真田丸で初めて泣きました。
信繁のラストシーンです。自分を責めるシーンです。
天正12年上田城完成から信繁がさらに成長していく、
来週も楽しみです。

真田丸12話「人質」ネタバレと感想その①はこちら・・・


⇒いままでの あらすじネタバレのまとめはこちらから

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タグ:室賀正武
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