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真田丸のネタバレ第1回「船出」その感想。 [脚本ネタバレ]

【長篠の戦い】
長篠の戦い絵巻.jpg
1575年、三河国長篠城(現愛知県新城市長篠)をめぐり、
織田信長・徳川家康連合軍38000と信玄の急死(1573年)によって
武田家の後継者になった武田勝頼15000との間で
勃発した戦いで武田軍は甚大な被害を受け敗北します。


武田勝頼
第一回の主役はこの武将ですね。勝頼の死は一つの時代の
終焉です。
戦国と言う新たな大海原に一隻の舟が航行していきます。
天文15年(1546年)~天正10年3月11日(1582年4月3日)
武田勝頼.jpg


勝頼は北に、上杉、東に北条、西に織田、南に徳川
有力な大名に囲まれ長篠の戦いから7年の1582年、
武田家味方の裏切りなどで勝頼の最期の時が迫ってきました。

【昌幸の眼力】

武田昌幸は、
父の幸隆と武田信玄の築いた真田の地を各有力大名から
守らねばなりません。


真田昌幸(父).jpg
真田昌幸


信濃の混乱を収めるのは信長になるだろうと見定めていました。

昌幸は二人の息子、
信幸信繁(幸村)に向かって「武田家は滅びる」と重苦しい口調で
告げるのです。

【新府城】

築城は1581年、
武田家滅亡の1年前に開始され、年末には勝頼は移住します。

翌年、勝頼
小山田信茂岩殿城に移るため、築城した城に火をかけます。

信幸信繁はすぐに、
「薫(二人の母)」と「とり(二人の祖母)」に会い、
勝頼によって人質を免じられたことと、
真田だけで岩櫃城に行くことになったことを打ち明けます。

勝頼が同行しないため、護衛の兵はいません。
どこに織田方の軍勢がいるか分かりません。

夜盗もいるだろうし、百姓たちが落ち武者を襲うという話もございます。

「私たちは落ち武者ではありません!」と叫ぶ信繁の母でした。

【感想】


放送20分位で「三谷節」があるそうですと記事に書いてありましたが、
兄弟で「山くずし」の将棋のシーンでしたね。

最近はこのような遊びは無くなりましたね。

私達の幼少時代はこの遊びで数時間費やすことも
ありましたから、懐かしくもあり脚本の楽しさを
垣間見ました。
さすが三谷節ですね。


軍議を終え、昌幸は嫡男の源三郎信幸に命令を下します。

源三郎!
お前は一足先に新府へ戻れ。西も大事だが、南が心配じゃ
そろそろ徳川家康が駿河口に兵を進めてくるころだ」

信幸
「なるほど!様子、探ってまいります」
と家康の動向を探りに行きます。


【一方信繁は】
【TVドラマではこのシーンが冒頭から始まります。】


甲斐との国境あたりに布陣する敵情を偵察していました。
旗に記された「葵」の紋は、徳川勢です。

信繁は、
偵察に夢中になり、家来の矢沢三十郎頼幸の制止も聞かず、
深入りしすぎました。

案の定、敵兵にみつかり、危機一髪のところで逃げてきたのです。


信幸は、
「誰の許しを得て、さように危ないところまで出向いた。
勝手なまねをするな!」と、慎重になるように促します。

信繁は、
「皆、西の織田勢ばかり気にしているので、南のことが心配になったのです」
と釈明した。

父、昌幸の抱いた危惧と同じでした。

【真田家の危機】

昌幸は重苦しい口調で二人の息子に告げます。
新府城を捨てることにするのです。

源三郎、源次郎、よいか。
これは、わが真田家にとって未曾有の危機だ。
一つ打つ手を誤れば、真田は滅びる。

この苦難、われら一丸となり、
どんなことをしてでもこれを乗り切る。こころしておけ」

持仏堂では、勝頼が手を合わせて武運を祈っています。
その後ろで、昌幸と穴山梅雪(ばいせつ)も手を合わせています。

勝頼は、
「父上が築き上げたこの国を、わしは滅ぼしてしまうのか」
昌幸は、
「御屋形様にはわれらがおりまする」と励ますと、
勝頼の表情がようやく緩んだ。

【裏切り】

それからまもなく梅雪は織田に寝返ります。
そればかりか、
徳川を武田領内に侵入するように手引きするのです。

またもの寝返りに勝頼は軍議を開くがまとまりません。

昌幸
「岩櫃城」に入城することを薦めます。

「岩櫃の守りはこの昌幸がすでに整え、鉄壁でございます」

勝頼に、
岩櫃で力を蓄え、再起を図ろうと懸命に説得します。

しかし、勝頼は
「分かった。岩櫃にいこう」と決心しますが、
跡部と信茂から信玄の威光をとどめる甲斐の地を見捨てるべきではない
といさめられ、勝頼は苦悩の色を浮かべます。

しかし、この小山田信茂勝頼を裏切り、織田に寝返ってしまうのです。

昌幸の薦める岩櫃城ではなく、岩殿城に跡部と小山田は向かうが、
小山田の裏切りで岩殿には入れることはできません。

勝頼の一行に動揺が走ります。
後にした新府城は燃え、岩殿に入城できないなら、勝頼に行く当てはありません。

勝頼は、
「もうよい」と馬首を巡らせた。

天正十年というこの年、
甲斐の名門・武田家の命運がつきようとしています。

【ちょこっと感想】

武田勝頼は偉大な父、武田信玄の4男として生を受けるが、
長篠の戦いでは
若武者の焦りなのか、信玄譜代の部下の意見は聞かずに
跡部など自分の意見に忠実な部下を取り入れ重要なポストに
就かせています。

乱世でなければ2代目跡取りとして家を盛り上げていたでしょうが、
時代は戦国時代の真っただ中で、部下たちの裏切りにも遭い、
信玄幸隆が築いた絆も自ら無くしてしまうのです。

いつの世も、
2代目の優しさが裏目に出てしまう、生まれたときからの名家
の息子には共通点がありますね。


⇒いままでのキャスト(武将達)のまとめはこちらから

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