真田丸のキャスト情報、戦国武将の北条氏政

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真田丸のキャスト情報、戦国武将の北条氏政　[キャスト（武将）] [編集]

【真田丸の北条氏政】

そのキャスト北条政伸を演じるは【高島政伸】さん。
真田丸への本格的登場は、第６話「迷走」の後半ですね。

真田信伊が昌幸の命を受けて、滝川一益への攻撃すなわち
信濃へ攻めることはしないでほしい。と願い出るシーンです。

戦国武将の北条氏政の北条家は、北条早雲が祖で、
動乱の世を１００年以上生き抜いてきた、関東の名家中の
名家です。

天下統一寸前で信長が横死し世はまたまた乱れます。
その戦国の世で、北条氏政は一つの約定を書きます。

滝川一益を光秀征伐が落ち着くまでは攻めないと・・・

しかし、それをすぐに反故にします。
第７話はそのシーンから始まるのではないでしょうか？

さて、第６話のドラマは、氏政が鷹に餌を与えている場面です。

戦国武将の信長や家康などを描くときは必ず鷹狩のシーンが
登場します。

氏政も鷹を飼っていて、彼自身が鷹の目線で戦国の世を上から
見下ろしているイメージを三谷さんは描いていますね。
【小田原城】

小田原城に行き天守閣に上がった方はわかると思いますが、
西湘バイパス側に相模湾が広がっています。

昔はこの相模湾から西の大阪や中国から多くの物資が運ばれ
たのでしょう。

山側は箱根ターンパイクから箱根の温泉へ、そして芦ノ湖へと
今では箱根観光の出発点ですが、この時代は敵が攻めるのは
大変苦労する天然の外壁だったのではないでしょうか。

氏政は家督を１５７３年に相続します。
北条早雲の時代から７８年後です。

北条家には、
他の武士にはない独特の余裕を感じ取ることができます。
天下を取ろうとか、富を手にしたいとか、そのような欲はありません。

ただただ、関東を統一し、関東の長として北条のブランド力を高めたいと
思っているのです。

そのために、
知力を駆使して戦略を立て、じっくりと前に進める策を練るのです。

しかし、氏政にとって気になる武将が一人いました。
その存在は真田昌幸です。

信伊との対面で「昌幸の考えか？」と問うシーンがあります。また真田を「雑魚」
と言うこともあります。

それは、内心は怖くて昌幸の知力が氏政を上回っているのではと
思うシーンです。

真田は、
この時点では、小さな国衆にすぎません。

しかし昌幸が誰にも従わないと熱く語るこの第６話から北条は
真田の地（織田家一益の地）である沼田に攻め込むのです。

そしてそれがきっかけとなって滅亡の道に進んでしまうのです。
やはり、
氏政の予感通り昌幸の方が知力は上であった証になりました。

誰もが、いつの時代でも、
追い詰められていくときにその人間性が現れるものです。

氏政の真の人間性を三谷マジックがどのように描いていくか・・・
とても楽しみです。

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【北条氏政】

北条氏政（ほうじょううじまさ）
天文7年（1538年）～天正18年7月11日（1590年8月10日）享年５３歳

正室の黄梅院は、
武田信玄の娘で、武田義信や武田勝頼とは義兄弟にあたります。

氏康の後を継いで北条氏の勢力拡大に務め最大版図を築きますが、
豊臣秀吉が台頭すると小田原征伐を招き、数ヶ月の籠城の末に
降伏して切腹するのです。

戦国大名北条氏による関東支配を終結させる最期となるのです。

その前の【勢力拡大時代】
天正壬午の乱

氏政は、織田家と友好関係を保つことを切望していました。
氏政は五百羽の雉を信長へ奉げるために京都へ送っています。

だが6月2日、信長の死を知った氏政は当初一益に引き続き
協調関係を継続する旨を通知しますが、すぐに破ります。

氏直に命じ、5万6千と称する大軍を上野に侵攻させます。
滝川軍と対峙し、数日後の決戦には大勝し一益を敗走させるのです。

一方、一益の敗走により、信濃や上野と同じく空白地帯と化した甲斐に
侵攻する家康は、真田昌幸を調略し北条軍と対立します。

その後、領土問題は甲斐・信濃を徳川領、上野を北条領とすることで
合意します。

しかし、歴史はその後、豊臣の世になり、北条家は滅亡します。